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【2024/05/19 07:00 】 |
<こどもどうしと+1のかいわ>
「こどもどうしと+1のかいわ」
ソロモンの卵番外編。ただしアンソロは出演無し。
台詞だけです。誰が誰かは予想してください…(笑)
なにげにジェイムズ以外全員(6名)、当ブログ初登場メンバー
こどもメンバーは本編より一回り年が若い感じで。


<こどもどうしと+1のかいわ>




「よーやく、パパから離れられたわ!」

「そんなこと言ったら、ジェイムズさん可哀相だよ…」

「あなたにはわからないわ。あなたのパパはジョージなんだから。私達のパパったらマナーとかにすごーくうるさいの。いいえ、マナーとかだけじゃなくて、なんでもかんでもとにかく小煩いの!ねぇ、姉様?」

「うん、本当。でもママもパパもラブラブなんだよねぇ…不思議。性格全然違うのに…」

「お姉様達はまだいい。…僕なんてパパに目の敵にされて…」

「そんなことないよ!ジェイムズさんだって心配してるだけで…」

「煩い!お前に何がわかるんだ!」

「お~い、菓子持って来たぞー!」

「まぁ、おいしそう!」

「パパがいると、あんまりお菓子食べさせてもらえないもんねー」

「これ、ポテトチップスって言って…」

「いちいち説明しなくていい!僕のこと箱入りだと思ってるだろ!?」

「先食べちゃうよー☆」

「え、お姉様、せめて僕の分は…」

「姉様、私の分だけ残しておいてくれればいいわ♪」

「二人で全部食う気かよ!?」

「おーい、そのメンバーでそれだけじゃ足りないだろう?」

「お父さん!」

「親父っ!」

「こんな時のために、安売りの時にまとめて買っておいてよかった。さぁ、存分に食べていいぞ」

「まぁ、ジョージ、お父様って呼ばせて!」

「私もお父さんって言うーー!」

「僕は言わない…」

「いやー、うち男ばっかりだから、一人追い出してそれでも…」

「親父ひでーぞ」

「お父さん酷い!」

「今のうちに…(こそこそ)」

「あら、それは私が目をつけてたの。駄目よ」

「う…すみませんお姉様…」

「仲良くわけるんだぞー」

「そういえば、なんの話してたんだっけ?」

「パパの話よ。姉様。小うるさいって」

「確かにウザそうだよなー、あの親父」

「兄ちゃん、なんてこと言ってるんだよ!」

「…実際そうだし…」

「まぁまぁ、ジェイムズだってお前達のことが可愛くて仕方ないんだよ」

「それとこれとは話が違います。だいたいママも私達のこと、パパに投げっぱなしなのよ!」

「僕はママに構われすぎて困ってるけど…」

「そうなのよ!!ママはこの子ことばっかり可愛がって!ママ、家にほとんどいないのに!いる時はこの子にべったりなのよ!?」

「いや、どっちかっていうと放っておいてほしい…」

「まぁ、初めての男の子だから、可愛いんだろ?」

「ええ、じゃあ、私達のことは…!?」

「二人ともしっかりしてるし、信用してるんだよ」

(親父いい丸め込め方だ…!)

(お父さんすごい…!)

(え、それって僕が信用されてないと…?)

「ま、まぁそうかもしれないけど…」

「でもママ、せっかく今仕事休みなのに、お隣さんのとこばっかりいってるよねー…」

「お隣さん、色々あったんでしょう?」

「らしいな…夫婦喧嘩かなんだかよくわからないけど。パパもママも僕達には教えてくれないから。」

「お隣の旦那さん素敵よね?」

「え”えええええええっ、変な趣味…」

「お姉様酷いわ!」

「格好いいの?」

「僕は見たこと無い…パパが会わせないようにしてるから」

「ほーら、やっぱりパパは過保護なのよ!」

「ねぇ、あんまり悪口言うのやめようよ。ジェイムズさん、僕に『3人と
仲良くしてやってくれ』って言ってたよ?」

「あ、俺にも言いに来てた」

「ええ、そんなこと言ってたの!?」

「まぁ、やってそうだけど…」

「勘違いしないで。悪口じゃないの。愚痴ってただけよ!…隣の旦那さんみたいなパパがいいわ~」

「…パパ、『隣の男みたいにだけはなるな』って言ってた」

「パパみたいな男にこそなっちゃ駄目よ!」

「お…、電話電話。仲良くしてるんだぞ~」





「おおジェイムズ、そっちの方は解決したのか?」

『…なんとかな。傍迷惑な連中だ』

「年くってからの子どもだからなぁ。色々不安だったんだろ、アンシェルの奴も」

『そんなところだな。…ところで子ども達は?』

「元気元気!フルスロットルって感じだぞ」

『フルスロ………。まぁいい。27分後にはそちらに迎えにいく』

「(分刻みだ…)ああ、ところで」

『なんだ?』

「あんまり、厳しくしすぎるなよ。自分にも、子ども達にも」

『……覚えておこう。それでは、また』

「お待ちしておりますっ!」







「こいつらすげーな。人んちで寝るか普通。しかもすげー格好」

「お姉様達はしたない…(涙)」

「疲れちゃったんだよ、きっと。ねぇ、ブランケット持ってきてあげた方
がいいんじゃないかな?」

「…確かに。前二人そろって風邪ひいてたし。…大変だったんだあの時」

「…何が?」

「パパが異常に心配して…憔悴して二人につきっきりだったんだ。ちょっと寝ればすぐ治るものを」

「『代われるなら代わりたい…』とか言いはじめたんだろ?」

「言ってた」

「そうなる前に、ブランケット取りに行くか」

「うん!」

「ああ」







「う~ん。パパ大好き~…、一緒におやつ食べようよ~」

「もっと遊びましょ~…パパ……ママも一緒に……ねぇパパ……」








END
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【2006/05/01 10:00 】 | 移転未完了SS | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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